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【固定】小島について【ウォーリー木下】
ヤング!ジャンプ!ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
感謝感激です。
そして出演者の皆様、長い時間、お疲れ様でした。
まあこんなことここに書くのも無粋だけど、一緒にできて良かったです。
今はぽっかり空いた穴を見つめています。穴から聞こえてくる声に耳を傾けています。

今回の作品は、いったいどうやったらこうなったのか、あまり記憶にない作品です。

それほど大きくない、しかし見渡せるほどの狭さではない手頃な土地があって、そこに22人と僕とカブックのみなさんがやってくるところから始まりました。中規模な島のようなものを想像してください。そこをみなでとりあえず好きなように開拓していきました。好きなようにといっても、一応最初に島の開発計画プランは僕が書きました。

「できるだけたくさんの人が楽しめて、それでいてできるだけ変わったものを作ろう。ああそうそう言葉にたよらないこともルールね。カラダ全部を使って作ろう。そして最後には観光客もたくさん呼ぼう!」

3ヶ月間かけて、人々は、島のあちこちに気に入った色、気に入った形の建物やアトラクションを作っていきました。僕はいわゆる現場監督として、島をうろうろ回っては、ここはもうちょっとこうしたら、とか、その建物はきれいだからホテルにしようとか、そういうことを言いました。
ある日、北村成美さん、こと、しげやんも島にやってきました。彼女は、彼女の視点で、この島の魅力を引き出してくれました。僕らが建物の色や形にこだわり過ぎてると、その建物から見える風景を大事にしようと言ってくれました。この島にもともとある隠れた巨石を見つけてくれたのも彼女です。
特別ゲストで盟友の服部さんや平林さんにも参加してもらいました。彼らが手を入れたものは、すべからく乗り物としてすぐに動き出しました。
本番近くになると、さらにたくさんの人がやってきて、建物に光を当てたり、音楽を流したり、適当だった道幅を計測してもらってまっすぐにしてもらったり、観光客が道をまちがえないように案内板を作ってもらったりしました。

島開きの日、僕も、観光客のみなさんに混じって一緒に島を巡りました。そしてそこではじめて、ああこんな風になったんだ、と思ったのです。いったいどうやったらこうなったのかは、よく覚えていません。ただ、あのなにもなかった小島がこんなにハチャメチャでユニークな形になったことに、感激以上の感慨があります。本当に皆さんありがとうございました。

この長い割にはピントの外れたたとえ話を書いていて思ったことは、演劇というのは決して本番が終わったら終わるわけではなく、一度できあがったものはどんなものでも、どこかの海の上に浮いてるという事実です。ほっとけばきっとその島は寂れてくすんでいつかは廃墟になりこの世から消えてしまうでしょう。しかし、手入れをしておけば、いつか再び誰かが(もしくは自分たちで)その島を見つけることもあるかもしれません。多くは何か別の島に形を変えて姿を現すと思います。
できれば再びこの小島を訪れたいと、僕は望んでいます。たのしかったなあ~、と言えること、そしてまだまだいけると思ったこと、それが確固たる証拠です。

まずは映像という形で、ヤング!ジャンプ!は再び姿を現す予定です。
全編をネット上で見れるようにしようという企画が持ち上がっています。まだ終わりませんよ、ヤング!ジャンプ!
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by jikanws | 2009-03-15 15:19 | オフタイム
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